約 3,249,426 件
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/444.html
200 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/02/02(金) 02 13 44 ID 7Ww8SaUH いい天気だった。 どうしようもないくらいにいい天気だった。真上に太陽があるせいで、余計にそう思う。遠 くに流れる雲はあるものの、夏の近づく空は遠く遠く遠くにまで蒼い。あの空を泳げたらさぞ かし気持ちがいいだろうとがらにもなく思う。それほどまでに、いい天気だった。 太陽が真上にあるせいで、陽射しが余計に強く感じた。じりじりと、コンクリートから照り 課す熱を感じる。 「……昼間だから当然だよな」 虚しい独り言を言うが、虚しさに変化はなかった。むしろ言葉に出したせいで、感じる必要 のない物寂しさまで覚えてしまった。 横に立つ如月更紗が、突如立ち止まって空を見上げて独り言を呟いた僕を見遣り、暑さを感 じさせない淡々とした声で言う。 「悲しい姿ね」 「お前が言うなよ」 「さもしい姿ね」 「お前が言うなよ!?」 「いやね、いやだわ、冬継くん。さもしいにはえっちぃとかそういう意味は含まれてないわよ」 「お前自覚してんじゃねぇか……」 ちなみにさもしいの意味はいやしい、浅ましいであって、この場合どちらにも当てはまらな い。 空を見るのが虚しくなってきたので、視線を地に落す。 隣に、如月更紗がいる。 周りには誰もいない。広い道路の上にいるのは、僕ら二人だけだった。 「なあ、如月更紗」 「なぁに、冬継くん」 「……どうして僕はお前と手を繋いで下校してんだ?」 ぐい、と右手をあげて言う。あがったのは僕の右手だけではない。つられるように、繋いだ 如月更紗の左腕もあげられた。普通の握り方ではない。指と指を交互に絡める、俗に言う恋人 繋ぎだ。如月更紗の指は体温が低いのか、触れていて心地良いくらいに冷たい。だから、繋ぐ ことは不快ではないが――さすがに恥かしい。 学校を出るなり、自然と、ごく自然に、恋人同士がさりげなくやるように、不自然さの欠片 もなく如月更紗から手を繋いできたのだ。あまりにも自然すぎて、数十メートル歩くまで手を 繋いだことに違和感を感じなかった。 如月更紗は繋いだ手を『今気付いたわ』という顔を見て、 「……右手と左手、逆の方が良いの?」 「そういうことを言ってるんじゃねえ」 「でも、駄目」 ふるふると首を振り、如月更紗は重苦しい口調で言った。 「右手は、繋ぐわけにはいかないの」 「……どうして?」 嫌な予感がしつつも、訊く。どうせろくでもない返答が返ってくるのだろうが、万が一、億 が一くらいの確率で、マトモな返事が返ってくるかもしれない。 問いかける僕の顔を、僕よりも少しだけ背の低い如月更紗は、かすかに顔を上げて微笑んだ。 幸せそうな、微笑みだった。 「右手で鋏がもてないじゃない」 「本当にろくでもない理由だった――!」 この女、左手で確保して右手で斬る気か。 何から何までやる気満々だった。 「左手でも扱えるけれど――右手の方が速いもの」 「ああそうか分かったからちょっと黙れお前」 はぁ、とため息一つ。万事がこの調子なので、もう大分慣れてしまった。 手を繋ぐのは嫌ではないので、このまま放っておいてもいいだろう。 どうせ、見ている人もいない。 201 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/02/02(金) 02 14 14 ID 7Ww8SaUH 「昼間の道ってほんと人いないな……」 辺りを見回しても、誰の人影もない。登校の時間でも、下校の時間でもない。 太陽が真上にある――即ち、真昼だ。普通の人間なら、食事をしている時間。 勿論学生がその範疇から外れるはずもない。今頃、普通の生徒ならば学校で食事をとってい るはずだ。高校の同級生たちは弁当を。神無士乃たち中学生は、給食を。 食べていないのは、普通ではない学生だけだ。 たとえば――学校をサボって、昼から帰るような。 「なんか堕落した気分だ……」 二限目から授業をサボっただけではなく、その後も全部サボるとは、堕落したと言われても 否定しようがない。 実際、保険の神薙先生には『貴方は堕落しました』とはっきりと言われてしまった。それも これも、如月更紗のベッドで横になったのが悪かった。ちょっと休むだけのつもりが、気付け ば寝入ってしまって――起きたときには、なぜか上着が剥ぎ取られ、裸の如月更紗と同衾して いた。 神薙先生が、生徒の健康状態以外に何一つ興味を持たない人間でなかったら、間違いなく問 題になっていただろう。いや、それ以前にカーテンをめくってベッドを覗き込むような興味心 の強い生徒がいれば、それだけで一環の終わりだ。二度と学校にいけなくなる。 というか、如月更紗と噂のたっている学校なんて、死んでも行きたくない。 起きたときにはもう昼だったので、午後の授業を受けるのも面倒になり、結局学校をサボる ことにしたのだが――当然のように、如月更紗はついてきた。 「堕落なんて、そんなわけはないよ」 如月更紗が、まるで僕を赦すかのような笑みを浮かべて、言う。 「最初から底辺じゃない、私たち」 「僕を最底辺扱いするなよっていうか『たち』ってなんだ『たち』って! 僕はな、――」 「お前らと、同類になったつもりはない?」 にやにやと――笑いながら、如月更紗は機先を制したように、そう言った。 「…………」 「同類、同類、同類ね。あんな姉に懸想して、こんな私に懸想されて。そんな心で、一緒でな いと?」 「…………」 僕は――答えられない。 これだ。 如月更紗のやっかいなところはコレなのだと、短い付き合いながらも悟ってきた。切り替え 氏が速い。ふざけたような態度の中に、鋭い皮肉が混じっている。くるくると表情を変えて、 人がもっとも切り込まれたくないところに話を飛ばす。つねに他人を観察して、隙を狙ってい なければ出来ない芸当だ。 微笑みの裏側に――にやにや笑いがあるようなものだ。 「同じ穴のむなじ、ということよ」 「……回文っぽく聞こえるがむじなの間違いだ」 ただ、本気でボケてるのか、本音でボケているのか、たまに判別がつかない。 まあ――どちらでも、同じことだ。 「僕やお前や姉さんが同類かどうかはともかくとして、同類項でくくられるのは確かだろうか らな……正確には、『仲間になった憶えはない』だ」 「それなら正しいわね」 にっこりと、満足したように如月更紗は笑う。 ――ふと、思う。 あの日屋上で、如月更紗は僕の身の安全を保証するといった。 けれど。 僕の仲間になるとは――一言も、言っていないのだ。 如月更紗。 よく考えてみれば。 狂気倶楽部の一員とさえ、名乗っていないのだ。 こいつが敵か味方なのか、そもそも何を目的としているのか、調べる必要があるのかもしれ ない。 202 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/02/02(金) 02 14 44 ID 7Ww8SaUH 「流石にこの辺りは人が多いわね」 言いながらも、如月更紗は手を離さない。制服を着た男女が――さすがに如月更紗は服を着 ている――手を仲良く繋いで真昼間から歩いているのは少しだけ目立つ。幾人かが、口元に笑 みを浮かべながら僕らを見ていた。 ……手を振り解きたい。 しかし――そんなことをしたら、間違いなく鋏が閃く。今も如月更紗の背中には、あの三十 センチものさしを組み合わせたような馬鹿でかい鋏が隠されているのだ。 あの鋏、本気で振ったら首でも撥ねれるんじゃないだろうか。 「平日の昼間でも、無人の街だったら怖いだろ」 軽口を飛ばしながら、周囲を見回す。学校前の長い坂道を降りきって、大きな道路に出たの だ。片道ニ斜線の道路は交通量が多く、街路樹に沿うようにして歩道が作られている。しばら くこの歩道沿いに歩いて、信号を渡り、反対側の駅方面へと歩くと自宅に到着だ。 如月更紗を手を繋いで歩道を歩くのは、ある意味羞恥プレイに等しかった。 まあ、こいつ綺麗だから、そこまで嫌な気はしないけど。 「……黙っていれば薄幸の美少女って感じなんだけどな」 「醗酵した美少女?」 「どう考えてもゾンビだそれは」 「納豆星人かもしれないわ」 「そんな奇妙な奴に『美』なんてつけてたまるか!」 思わず突っ込むと、すれ違ったOLがくすくすと笑った。 ……傍から見たら、どう見えるんだろう。 考えてみた。 すぐに結論がでた。 ――漫才夫婦。 まったく笑えない、泣きたくなるような結論だった。 如月更紗はそんなことを気にする様子もなく、どこか上機嫌そうに小さな声で、 「おー手てつないで帰りましょうー」 「唄うなよ……」 「あら、あら、あら。歌は良いものよ冬継くん。良い舞台には、良い音楽と良い演出が欠かせ ないのだから」 「……演劇、すきなのか?」 僕の問いに、如月更紗は手を繋いだまま、器用に肩を竦めた。 「この世は全て舞台――シェイクスピアではないけれど、私たちはずっと、ずっとずっと、ず っとずっとずっと、劇を続けているわ」 「狂気倶楽部、か」 その単語を、簡単に言うなと言われていたけれど。 言わずには――いられなかった。 どう考えても、如月更紗はそのことを言っているような気がしたからだ。いや、それだけで はない。それを含めた、全てのことを、言っているような気がしたからだ。 僕の相槌をどう思ったのか、如月更紗は微かに、その小さな口元を引き上げた。 「歯車は狂い、螺子は壊れ、脚本は消失し、観客すらも無くしているけれど――壮大で矮小な、 馬鹿げたほどに真面目で、狂おしいほどに狂っている――喜びに満ちた悲劇、ね」 「どうして――」 どうして。 どうして、んなものが、あるのだろう。 どうして、そんなところに、人が集まるのだろう。 どうして。 どうして――姉さんは、そこにいたのだろう。 けれど、言葉から出たのは、心に浮かんだ疑問ではなかった。 「――お前は、そこにいるんだ?」 本心ではない。 けれど、本音かもしれない僕の問いに。 如月更紗は、笑みと共に答えたのだった。 「フラグが立ったら、教えてあげる」 冗談めかしたそんな言葉に――何故だか僕は、少しだけ安堵を憶えていた。 それは、もしかしたら。 この関係が――少しだけ、気に入っていたのかもしれない。 203 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/02/02(金) 02 15 17 ID 7Ww8SaUH 「……ポートピアなみに難しそうだな」 「犯人はヤスよ」 「知ってるよ」 「貴方を殺した犯人よ?」 「俺が死ぬのか!?」 初耳だった。 というか、ありえない話だった。 「あと数十ページほどで何の脈絡もなくヤスが登場して貴方を殺すのよ」 「そういうメタ的な発言は頼むからやめてくれ……お前が言うと本当になりそうだ」 この女が悪魔と契約していても僕は驚かない自信がある。 それくらい、やりそうだし。 「ま、あんまり期待せずに待っとくよ――」 言って、僕は如月更紗から視線を逸らした。少しだけ気恥ずかしくなったのだ。そんな心中 を察したのだろう、如月更紗は僕から視線を逸らすことなく、にやにやと笑ったまま、ずっと 僕を見ていた。 …………。 …………いや、そこは視線をそらせよ。 心中を察したからこそ視線を逸らさなかった、というべきか。 あんまりにも凝視されるので、居心地が悪くなってさらに視線を逸らす。 ――と。 「…………」 道路を挟んだ対岸の歩道に、おかしなものがあった。 おかしなものが居た、だとはすぐに気付けなかった。初見で、それが人だと分からなかった からだ。 ――影が直立しているように見えた。 そう言うのが、一番正しいのだろう。よく見てみればそれは人間だが、一見すると、長細い 影が立っているようにしか見えない。 少年だった。 鴉色のズボンとブレザーを着ているせいで、黒一色の影に見えた。そしてそれ以上に――頭 に被っているシルクハットが、影の印象を強めていた。 夏だというのに、白のカッターシャツと臙脂色のネクタイは、ブレザーに隠れてほとんど見 えない。見るからに暑そうな顔だったが、少年は平然としていた。シルクハットはいまにも落 ちそうで、頭の頭頂部から首のあたりまでを広いつばがすっぽりと隠していた。 奇妙な少年だった。 何よりも奇妙なのは――少年は、目があった瞬間。 僕を見て、にやにやと――それはまるで、如月更紗のように――確かに、笑ったのだった。 「…………」 僕は。 そのにやにや笑いを見て――何を思うよりも早く。 「――あ。」 横にいる如月更紗の間の抜けた声と同時に――電信柱に思い切り頭をぶつけたのだった。 「い、」 痛い、といえなかった。 ぐわんぐわんと頭の中で鐘が鳴っていた。横を向いて歩いていたせいで、正面にあった電柱 にまったく気付かなかった。そりゃあ、横見て歩いてればふらふらと行先がずれるかもしれな いが……まさかぶつかるとは考えもしなかった。 「痛い……」 ようやく、痛いと主張できる程度に回復してきた。そこまで速度が出ていなかったので、こ ぶができるほどでもない。それでも、ぶつかったところがひりひりと痛んだ。 如月更紗は手を繋いだまま、そんな僕を見て、くすくすと右手で口元を押さえて笑った。 204 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/02/02(金) 02 16 21 ID 7Ww8SaUH 「面白かったわよ」 「…………」 「もとい、大丈夫?」 「できればそっちを先に言ってほしかった」 「もとい、大丈夫そうね」 「言い直すなよ!」 「それだけ突っ込めるなら、大丈夫というものよ」 言って――如月更紗は、すっと。 いつもは凶悪な鋏を握る、細い指で、僕の頭を撫でた。 指先が――頭皮を撫でていく、優しい感触が遅れてきた。 「痛いの痛いの」 撫でながら、如月更紗は言う。 「増えたら面白いわね」 「面白くね――! お前僕の身の安全を保証するんじゃなかったのか!?」 「身体をはったギャグだと思ったわ」 「そんな生傷だらけの青春はごめんだ!」 心の底からごめんだった。 如月更紗の手を振り払うように体勢を整え、ついさっき少年を見た方へもう一度視線を走ら せる。けれど、あの影のような少年の姿は――それこそ影のように、蜃気楼のように消えてい た。 見間違い、だろうか。 普通に考えれば呻いている間に立ち去ったと考えるんだろうが……なんとなく、あの少年の 雰囲気が、そんな常識的な解答を拒んでいた。 シルクハットをかぶった、にやにや笑いの少年。 まあ――少年がにやにや笑っていたのも、この展開を予想していたかもしれない。そりゃあ 横向いて歩いている男の前に電柱があったら誰だって笑うだろう。 気にするほどの、ことでもないか。 「ドッペルゲンガーでも見たかのような顔をしてるわ」 少年の姿を見失った僕に、横に立つ如月更紗がそっと口添えた。 ドッペルゲンガー。 似たような、ものなのかもしれない。 僕とは似てもつかなかったけれど。 しいていえば――雰囲気が、似ていた。 僕ではなく。 如月更紗に、似ていたような気がした。 「そんなところだ」 「鏡でも見たかのような顔をしてるわ」 「それは酷い侮辱だ!」 鏡を見るたびに鬱になれというのかこの女は! ゴッホの抽象画みたいな顔をしているつもりは一切ないんだが。 「何を見たのか知らないけれど」 珍しいことに、こほん、と如月更紗は咳払いして。 一歩だけ踏み込んで、僕の瞳を間近から覗き込んで、彼女は言った。 「出来ることなら――私だけを見てほしいものだわ」
https://w.atwiki.jp/novel2ch/pages/11.html
マ行 まさっち官能小説のお部屋 魔法の鍵 麿の茶室 みゃあ♪ にゃあ♪ うにゃ!!の魅惑の図書館 Myuyan s Etcetra MooLich=えろりっちの逆襲= 妄想ハーレム 妄想レイプ体験記
https://w.atwiki.jp/kingofbraves/pages/56.html
小説 作者が自らの構想を元に、架空の世界を舞台に、架空の人物を文章で活動させるもの。 平たく言えばハリーポッターやら、三国志などである。 このチームのメンバーも書いてる人がいる。 有名なのはDIVA。デスノの続編みたいな素敵小説も書いていたりする。 話がキッチリしているので面白い。 新作があるが、社会人ゆえに更新が遅いのが難点と言えば難点。 ひっそりとリーダーも書いていたりする。 こちらは限りなくクオリティが低いが。 暇人なのに更新も遅い。面倒という理由で。 遊戯王だったりファンタジーだったり。 なお、カーネルという究極兵器が存在する。 作品 ドライバー 赤壁の戦い こちら執行部 あの空で DIVA 小説 オホーツクに消ゆ 小説 オホーツクに消ゆ 二話 小説 オホーツクに消ゆ 三話
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/56571.html
登録日:2024/07/04 (木) 01 29 20 更新日:2024/09/05 Thu 17 25 25NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 ゆうきまさみ オレ女 ポストアポカリプス 出渕裕 巨大ロボット 火浦功 珍道中 男の娘 角川スニーカー文庫 角川文庫 貴種流離譚 『未来放浪ガルディーン』は火浦功による小説。メカデザインは出渕裕、キャラクターデザインはゆうきまさみ。 出版元は角川文庫→角川スニーカー文庫で、『野生時代』や『ザ・スニーカー』に掲載されていた時期もあった。 作者 火浦功という作家は異常なまでの遅筆(*1)で有名であり、『遊んでて悪いか!!』という開き直ったエッセイを著していたり、果ては架空人物(覆面作家or合作ペンネーム)説すらあるほどの無茶苦茶な御仁である。 今は日本海で漁師になったのか、あるいはテニスプレイヤーになっているのか…… 作風は本作のようなスチャラカからハードボイルドや青春もの、果ては幻想的な短編まで幅広い。『幻想的』に「ダンディで人情味のある自販機」とかが含まれるのがマジ凄い また、掌編のひとつ『お前が悪い!』は『世にも奇妙な物語』のエピソード(の原作)になっている。 『機動警察パトレイバー』の漫画版をご記憶ならば、序盤のホラー回『閑話休題(いんたーみっしょん)』に描かれた「血迷ったグラサンの殿様」の元ネタが彼である。 TVアニメ版でもそのエピソードは再現されたが、殿様からグラサンは外されてしまっていた(原画担当者は残したかった旨の証言をしている)。(*2) 概要 始まりは雑誌『アニメック』に掲載された『ストップ!!ひばりくん』と『うる星やつら』のクロスオーバー、というネタ(カット:ゆうき)。 そこから火浦と出淵が『性別逆転コンビによる珍道中もの』というアイデアを作り、ゆうきのアイデアも添えてアニメ制作会社に持ち込んだものの没(その際にもう一つ持ち込んだのが後のパトレイバーだったとか何とか)。[※異説あり] そのアイデアを小説として火浦がサルベージしたのが本作となる。 ジャンルとしては 珍道中もの 巨大ロボットもの ポストアポカリプス 貴種流離譚 復讐譚 珍道中を抜いて上手く盛れば重厚な作品になりそうなものだが、そこは火浦功。軽妙なスラップスティック作品である。 ただし、昭和時代末期スタートなのを加味してもネタが古い。落語は常識(*3)であることに始まり、『あたり前田のクラッカー』(*4)に突っ込んでいたら身がもたないレベルであり、新しいもので『遠い海から来たCOO』(*5)というものすごい世界。 あとがき代わりの座談会も“まるぺ”(*6)が出てきたりと実に濃い。 登場人物 CVはカセットブックでのもの。 コロナ一行 コロナ〈筋肉娘〉フレイヤー CV:田中真弓 フレイヤー王国の王子王女。父に男として育てられた、原始的超パワー(物理)の持ち主。 祖国をヴァルマー帝国に滅ぼされ、復讐の旅をわずかに40ページほど経て逃亡者の身に。以後はお家再興のため旅をしている(はず)。 気風のいい男ぶりから女の子にモテるが、割と世間知らずで鼠嫌いな辺りはしっかりお姫さま。鼠を見ると暴走してモビルスーツ隊を生身で撃滅するお姫さま 名の元ネタは恐らくメキシコのビール『コロナ・エキストラ』。キャラクタ造形の元ネタは『うる星やつら』の藤波竜之介。 シャラ〈シャール〉酒姫(サキ) CV:井上遥 謎の踊り子。男をたぶらかしては懐を狙うのだが、概要からわかる通り正体は男。 コロナのとばっちりで追われているのだが、記憶喪失な上に異言を発することもあり結構な謎を抱えた人物。 女装が似合うくらい女の子そのものな細身ではあるが、(ある程度手加減はされていたらしいが)コロナと互角に殴り合うという大概な戦闘力を持つ。 こちらの元ネタは『ストップ!! ひばりくん!』の大空ひばり。竜之介からすれば、そりゃあ腹立たしかろう。 スリム〈口先男〉ブラウン CV:鈴置洋孝 場違い気味なスーツとサングラスでキメた、"ティッシュより薄っぺらい"と評される二枚目。別名『18金の男』。 シャラとは腐れ縁で、箸の使い方を仕込まれていたりする。食事マナーを指摘される様はまるで母子。 基本的には頼りないが人に取り入るのは得意で、豊富な経験からコロナたちの窮地を救うことも(たまに)ある、やるときはやる(かもしれない)男。 とうぜん戦闘の役には全く立たないが、ガルディーンとコロナが攻めあぐねた怪物を仕留めた戦果も一応ある。 T-178ガルディーン CV:塩沢兼人/銀河万丈 ガルちゃん。自我を持つ巨大ロボットであり自律行動可能。有人操作も受け付け、そちらの方が性能を発揮しやすい。 『歌って踊れてベタ塗りも出来る』ことが売りの『オーガニックエンフォーサー』を標榜するが、むしろ『ナンデイルノ』と言われそうなボンクラロボット。じっさい声はあ~るだったし 自己修復・自己適応・自己判断の三大機能の裏に環境対応可変機構やら武装生成ナノマシンなどの剣呑な機能と人格を持っている。 パイロットの状態もモニターできるため、コロナの性別を一目(?)で見破った数少ないキャラでもある。 ヤマト・マーベリック CV:富山敬 影の薄い常識人。驚き役で突っ込み役でボヤきキャラ。外宇宙から地球に帰還した宇宙重巡洋艦『ゆうばり』の乗組員。なので地球の現状・常識が欠落している。 第二巻ラストで登場してから第三巻冒頭で合流するまで13年の間があくという憂き目にあった。逆に、その間に出版された外伝では何の説明もなく仲間になっている。正になんでいるの ヴァルマー帝国 ジョージ〈無謀王〉ヴァルマー CV:郷里大輔 辺境の油売りから一代で帝国を築き上げた皇帝。勢力拡大する中でフレイヤー王国を滅ぼしたのが運の尽き、宴の最中にあっさりとコロナに斬られて死亡。 その間抜けな最期に反して、外伝第二巻『大ハード。』で描かれた油売り時代の姿は非常に格好良い。必見。 キリー〈陰険王〉レステス CV:青野武 ヴァルマー帝国の奸臣。無謀王亡き後の帝国を乗っ取ろうと画策する上に、部下にクソ寒い小話を聞かせる悪党。そのためには犬や海底人8823を巻き添えにする極悪人 やはり『大ハード。』での姿は格好良い。帝国拡大の二十年間にまぬけ時空に引きずり込まれたのだろうか。 ベリアル CV:神谷明 陰険王の懐刀、情報担当将校。キリーの野望のため、コロナ抹殺の任を受けているのだが……出撃しては体のどこかを失って、トロルキン博士の趣味で珍妙なサイボーグ化改造を受けるというループにはまっている。 コイツもコイツで、モビルスーツ隊をろくな武器もなく単身で撃滅するポテンシャルがある。それで勝てないコロナの化け物ぶりよ。 J・R・トロルキン博士 キリーのお抱え科学者。いかにもなマッドサイエンティスト風の老人。 ベリアルの改造が主なネタであるが、あるエピソードでは粋なファインプレイを決めている。 どっかの言語学者兼小説家みたいな名前の割に、メルキドの町出身。書かれた年代がわかろうというもの。 トロイ〈軟弱王〉ヴァルマー CV:難波圭一 ジョージ・ヴァルマーの息子。父親には似ても似つかない、名前の通りとろい二つ名通りの優しい青年。 キリーの策略で(いちおう建前上は通る筋なのだが)仇討部隊を率いて送り出され、返り討ち本願を遂げることを期待されている。 コロナやレーベンブロイとの交流により少しずつ成長していく、未来の大器……だと思われる。 アルタミラ〈出戻り〉カーン CV:榊原良子/多岐川まり子 トロイの教育係で、実質的なコロナ討伐隊の指揮官。美人だが気性が荒く口も悪い。 キリーの期待を裏切る程度の能力はあるのだが、不条理ギャグコロナのパワーには及ばない。 気弱で善良なトロイ・キリーの陰謀・コロナの理不尽な戦闘力に振り回されつつ、レーベンブロイに弄られる苦労人。 ブラスターキッド・レーベンブロイ CV:銀河万丈 さすらいの賞金稼ぎ。ティンプ時代劇の素浪人と西部劇のガンマンを掛け合わせたような姿をしている。 コロナの賞金を狙い帝国の討伐隊に接近しているが、別な意味でアルタミラを狙っているようにしか見えなかったり。割とお似合い 名の元ネタはドイツのビール『レーベンブロイ』だと明言されている。 その他 ガイ〈すちゃらか王〉フレイヤー フレイヤー王国の主にしてコロナの父。二つ名どおりのすちゃらかな人物であり、彼女を男として育てた元凶。 しかし、自身の死と国の滅亡に備えてビデオメッセージを(二通も)用意しておく程度には先を見通している人物であった。そのメッセージが開口一番「てけれっつのぱ」(*7)なんだけども。 とまれ、部下の忠誠心はかなり高かったようで、各地に残党がコロナ(のお家復興)を支援するために潜んでいるらしい。 ますこみ族 事件があればどこにでも潜り込んで来ては関係者にインタビューを敢行し、その様子を世界に配信する風習を持つ部族。 他者のプライバシー・感情や自身の安全にろくな配慮をしないが、その反面で貴重な情報インフラでもあるのは皮肉。 火浦氏の行方をご存じの方 続編をまだ待っている方、追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 天は二物を与えずとは言うが、せめて小説の才能には完結させる能力も付随させてくださいよ、神様。 -- 名無しさん (2024-07-04 22 20 49) 新刊はいつ出るんや…。最後に出たの2000年だぞ -- 名無しさん (2024-07-05 00 45 41) バンバン出しまくる火浦というのもなんか違…いややっぱり出してほしいわ -- 名無しさん (2024-07-05 07 54 24) この人と佐藤大輔のせいで、並大抵の遅筆には耐えられる様になった・・・。好きでなった訳では無いが -- 名無しさん (2024-07-05 18 45 32) かって我々は13年待った。そして今尚24年待っている。 -- 名無しさん (2024-07-05 19 40 02) イングラム「ガルディーンには負けたくない!」 -- 名無しさん (2024-07-05 20 55 54) 出演声優の死亡率の多さよ。まあ昔の作品だから仕方ないと言えば仕方ないけど -- 名無しさん (2024-07-06 15 43 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sysd/pages/2933.html
未来 本店:岐阜県安八郡輪之内町楡俣1695番地の1 【商号履歴】 未来株式会社(2002年12月~2006年9月21日未来工業株式会社に合併) 未来総業株式会社(2002年3月~2002年12月) 【株式上場履歴】 <名証2部> 2003年3月21日~2006年9月14日(未来工業株式会社に合併) 【沿革】 当社(平成元年2月設立、平成14年3月有限会社を株式会社に組織変更、平成14年12月商号を未来総業株式会社から未来株式会社に変更)は、平成15年3月21日に未来工業株式会社(昭和40年8月設立)及びその子会社7社と株式交換を実施し、完全親会社となりました。これに伴い、未来工業株式会社は上場を廃止し、当社が株式会社名古屋証券取引所に上場しております。以下の事項は、前上場会社である未来工業株式会社の状況も含めて記載しております。 昭和40年8月 電設資材の製造並びに販売を目的として、岐阜県大垣市久瀬川町に未来工業株式会社(現・連結子会社)を設立 昭和42年7月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が岐阜県大垣市楽田町に本社移転 昭和60年7月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が岐阜県安八郡輪之内町に本社移転 平成元年2月 保険代理業を目的として、岐阜県大垣市に有限会社未来総業(現社名 未来株式会社)を設立 平成3年11月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が名古屋証券取引所に上場 平成5年10月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が株式会社タイヨー(現社名 未来精工株式会社)(現・連結子会社)に資本参加、子会社とする 平成5年12月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が岐阜県大垣市に子会社未来運輸株式会社(現・連結子会社)を設立 平成5年12月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が韓国に子会社韓国未来工業株式会社(平成16年11月30日に清算結了)を設立 平成6年10月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が神保電器株式会社(現・連結子会社)に資本参加、子会社とする 平成8年4月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が岐阜県安八郡輪之内町に子会社岐阜神保電器株式会社(現・連結子会社)を設立 平成9年10月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が台湾に子会社台湾未来国際工業股份有限公司(現・連結子会社)を設立 平成10年4月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が岐阜県安八郡輪之内町に子会社未来技研株式会社(現・連結子会社)を設立 平成10年6月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が東京都中央区に子会社花神株式会社(現社名 未来建装株式会社)(現・連結子会社)を設立 平成13年7月 未来工業株式会社(現・連結子会社)が岐阜県大垣市に子会社株式会社ミライコミュニケーションネットワーク(現・連結子会社)を設立 平成14年3月 有限会社を株式会社に組織変更 平成14年9月 本店を岐阜県安八郡輪之内町に移転 平成14年12月 商号を未来株式会社に変更。当社が未来工業株式会社(現・連結子会社)、神保電器株式会社(現・連結子会社)、未来精工株式会社(現・連結子会社)、未来運輸株式会社(現・連結子会社)、未来技研株式会社(現・連結子会社)、未来化成株式会社(現・連結子会社)、株式会社ミライコミュニケーションネットワーク(現・連結子会社)の完全親会社となる株式交換契約書を臨時株主総会において承認。上記各社が当社の完全子会社となる株式交換契約書を各社の臨時株主総会において承認 平成15年3月 株式交換により未来工業株式会社及びその子会社11社を当社の子会社とする 株式会社名古屋証券取引所市場第二部に上場 平成16年2月 子会社韓国未来工業株式会社の解散を決議 平成16年11月 子会社韓国未来工業株式会社の清算結了 平成17年9月 株式会社ミライコミュニケーションネットワーク(現・連結子会社)が岐阜県恵那市に子会社株式会社アミックスコム(現・連結子会社)を設立
https://w.atwiki.jp/ganpura/pages/16.html
アクセルの冒険 ゼロファイターのアクセルが様々な敵と戦いを繰り広げるバトルストーリー 登場ロボ アクセル:カスタムマグとビームブレードで戦う、天使軍第57小隊隊長である バレット:惑星デストロスでアクセルを襲撃した謎のハンター ハポー:デストロスに住むロボでロトス博士の助手である、性格は真面目 ヤクルス:デストロスに住むロボでロトス博士の助手、性格は短気 ロトス博士:デストロスの博士、様々なロボを開発している、昔は強かったらしいが 第一章 1話 遭遇 2話 ハンターバレット 3話 第3話 2人の戦士 4話 炸裂ジェットストライク 5話 結成アクセルズ 6話 バレット再来 迫りくるハンター 7話 巨人伝 8話 巨人復活 9話 出撃 RR-GIGA 10話 すべてをかけて・・・前編 11話 すべてをかけて・・・後編 12話 別れそして旅立ち アクセル エピソード0 前編 後編1 後編2 是非感想を! 第二章が1~12話が何もかかれてない罠w -- (アクセルファン) 2008-12-27 09 45 58 申し訳ありません 修正します -- (作者) 2008-12-27 10 14 52 第二章の12話がまだかかれていない罠w -- (アクセルファン) 2008-12-29 20 37 08 修正しました -- (作者) 2008-12-30 07 02 22 第二章の12話が全く書かれていない罠w -- (アクセルファン) 2009-01-03 22 52 04 ミス -- (アクセルファン) 2009-01-03 22 52 08 18話が何も書かれてないw -- (アクセルファン) 2009-01-03 22 52 45 第二章の18話が書かれてませんよ~、がんばってくださいね^^ -- (やべ!ハマったww) 2009-01-14 19 20 50 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/29820.html
みらいのありか【登録タグ IA NexTone管理曲 み 曲 白神真志朗】 作詞:白神真志朗 作曲:白神真志朗 編曲:白神真志朗 唄:IA 曲紹介 白神真志朗氏 の5作目。 『最果ての歌』シリーズの第5弾。前編はこの曲で終了となる。連動小説はこちらから。 歌詞 こんな世界でも 意味を見つけたいから 窓の向こう側 滲む明かりだけ見ていた 想像できない君と生きる未来 部屋の暗がりに積み上げて無視した 気付いたら失くしていた温もり 生き急ぐように君の夢を見ては鳴り響く鼓動 最後まで言えなかった言葉が 意味を失って窓を濡らす雨に流されて消える もう少しだけ私に力があれば 遠ざかる世界を 引き留めることが出来たら 走り出せるのに 「さよなら」の背を押してそっと まだ、どこかで 儚い夢を諦められずにいる 私を映し出してもっと 刻みつけて いつか見た過去には もう戻れないと言って こんな世界でも どんな未来でも 完全じゃなくても 正解じゃなくても 構わない ここにいさせて 会話越しに伝わるんだ私にも 追いすがるような君の声で 揺らぐ心に引かれる どうしてなの 理由なんて聞かないで どうすればいいの 見透かしたみたいに君が 手を差し伸べる こんな世界でもまだ意味はあるから もう二度と君の手を離したくないんだ 想像していたよ君と生きる未来 僕を生かしてる ただ一つの輝き その言葉に 揺らぐ心 目を逸らして 手を握った 明るく照らし出してもっと またどこかで 暗がりに迷うことなく行けるように 君といられる未来は きっと輝いてる 儚い夢の続きを信じられると言って こんな世界でも どんな未来でも 完全じゃなくても 正解じゃなくても 構わない ここに居させて コメント めっちゃよかった -- 名無しさん (2014-07-12 09 17 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/511.html
一話に続き圧倒するボリュームは二本立て映画の一本分くらいに感じた。 話は大きな物語のチャプター2という具合に進んでいくが、ラ・ムールの文化や風習が自然に演出&説明されているのは書き手の中に確固たるラ・ムール像があるのだと思わせる。 しかし某オッズ会社ではディエル君の最後が“縁側で老衰・痴情の縺れで刺される・腹上麻痺”のどれになるか賭けられていそうだ -- (名無しさん) 2012-03-28 00 52 29 文量が多いのは意欲作だからなのかな。スラスラ読めるような疾走感がないからタルく感じる。 -- (名無しさん) 2012-03-28 03 35 28 相変わらず緻密なラ・ムール描写。そして着々とフラグを立てていく未来王。ゆくゆくは世界規模の大ハーレムが構築されるものと予想。 -- (名無しさん) 2012-03-31 16 23 11 ゆるぎなきやんちゃ坊主だディエル君。 色んな種族が出てきて楽しい! -- (名無しさん) 2012-06-02 21 42 57 前回もですが冒頭の語りや解説から本編へと繋ぐ手法が物語感を上手く演出していると思います。ちょっと変わった語句説明や文字の使い分けなどもアクセントになっていて面白かったです。アリーの心情など次へ繋ぐ引きも良かったです -- (ROM) 2013-02-22 20 26 35 改めて読んで思ったけど左目の設定良いな。湖面に映る左目を見てはいけないとか -- (名無しさん) 2013-03-09 21 02 40
https://w.atwiki.jp/kawards/pages/17.html
川系小説大賞開催年表 2024/03/01~2024/03/22 第一回大暴力小説大会/講評 2024/01/01~2024/02/15 第六回偽物川小説大賞 2023年の川系小説大賞 2023/09/29~2023/10/22 父性小説大賞/講評 2023/08/22~2023/09/22 第一回きつね童貞文学大賞/講評 2023/06/18~2023/08/18 第六回こむら川小説大賞 2023/03/01~2023/04/30 第五回偽物川小説大賞 2022年の川系小説大賞 2022/09/18~2022/10/22 必ず爆発描写のある小説/講評 2022/07/07~2022/08/20 第五回こむら川朗読小説大賞 2022/07/01~2020/08/15 第四回偽物川小説大賞 2022/04/02~2022/06/05 第一回遼遠小説大賞/講評 2021年の川系小説大賞 2021/09/01~2021/10/31 第三回偽物川小説大賞 2021/07/20~2021/08/28 第四回こむら川小説大賞 2021/05/01~2021/06/01 草食アングラ森小説賞/講評 2021/02/07~2021/02/23 第一回川辺の創作怪談会/講評 2020年の川系小説大賞 2020/12/22~2020/12/28 第一回きつねマンドラゴラ小説賞//講評 2020/12/21~2021/01/23 第三回こむら川小説大賞 2020/12/01~2020/12/20 第十一回本物川小説大賞 2020/10/31~2020/11/14 第一回雨野川小説大賞/講評 2020/10/11~2020/11/30 第二回偽物川小説大賞 2020/09/10~2020/10/10 草食信仰森小説賞/講評 2020/08/21~2020/09/21 第一回神ひな川小説大賞/講評 2020/07/15〜2020/08/15 第一回イトリ川短編小説賞/講評 2020/06/20~2020/07/25 第二回こむら川小説大賞 2019年以前の川系小説大賞 2019/12/26~2020/01/26 第一回こむら川小説大賞 2019/11/15?~2019/12/25 第一回偽物川小説大賞 2019/08/17~2019/09/29 芦花公園ホラー賞/講評 2019/06/18~2019/08/11 第十回本物川小説大賞 2018/09/21~2018/10/31 第一回はるかな川小説大賞/会場/講評 https //www.pixiv.net/novel/show.php?id=10344661]] 2018/07/25~2018/09/09 本山らの Presents 第八回本山川小説大賞 2017/11/04~2018/12/24 ロッキン神経痛 Presents 第七回本物川小説大賞 2016/11/18~2017/12/31 第六回本物川小説大賞 2016/07/29~2017/08/31 第五回本物川小説大賞 2016/04/23~2017/05/31 第四回本物川小説大賞 2016/03/01~2016/04/15 第三回本物川小説大賞 2015/12/01~2015/12/25 第二回本物川小説大賞 2015/06/25~2015/08/09 第一回本物川小説大賞
https://w.atwiki.jp/fantasycommunication/pages/203.html
■人の死に慣れていない。(第三十三話) 藤前曰く、NEFCOにせよ、義勇社員にせよ。その背後にいる今回のプロジェクトを見守る人々にせよ、人の死というものに 慣れていない。 ー NEFCOにせよ、義勇社員にせよ、その背後にいる今回のプロジェクトを見守る人々にせよ、人の死というものに慣れていない。 慣れていないから、無理でもなんでもどうにかしようと動いた。それはいい。 藤前は話を聞いたとき無茶だなと思ったものだったが、今はその決断が正しかったと思える。 でも、一方で人死にが出たら不満や非難が吹き上がるのは目に見えている。 人の死に慣れていないから無理しても助けようとし、死を突き付けられて、動揺したり怒ったり計画を批判する。 それらは当然。助けようと無理するのと同じコインの裏表でしかない。(第三十三話)